2021年公開のディズニー映画「ミラベルと魔法だらけの家」。
家族の中で1人だけ魔法が使えないミラベルですが、そもそもなぜ魔法がもらえなかったのでしょうか?
映画の中でも、その理由は明確にはされてませんよね。
家族の中で1人だけ違うミラベルの気持ちを考えると…切ないよね
ミラベルの存在自体がみんなとは違うのかな
この記事では、「ミラベルと魔法だらけの家」について、ミラベルはなぜ魔法もらえなかったのか、奇跡との関係などを考察しました。
目次
ミラベルと魔法だらけの家 ギフトもらえなかった理由は?
ミラベルがギフトをもらえなかった理由は他の重要な役割があったからでしょう。
それは物語が進むにつれて明らかになりますが、魔法だらけの家族に大切なことを気付かせてくれることになります。
ミラベルの家族であるマドリガル家の血族は5歳になると”儀式”を行い、個性に合わせた魔法を授かります。
無事に授かることが出来ればその子が触れたドアノブに魔法の力が伝わっていきます。
そしてドアを開けるとその魔法に合った世界が広がっているのです。
しかし、ミラベルの儀式の際には何も起こらず、それはマドリガル家にとって前代未聞の出来事。
周りの家族も残念がり、ミラベルも自身の価値がわからなくなってしまいました。
ミラベルと魔法だらけの家 ミラベルと奇跡の関係は?
ミラベルと奇跡の関係はイコールと考えられます。
劇中で奇跡は漠然としたものとして語られている印象があります。
- ろうそくには奇跡が宿っている(アルマおばあちゃん)
- ビジョンを探して奇跡を救う(ミラベル)
- 奇跡が消えかけているのはおばあちゃんのせいだよ(ミラベル)
- おばあちゃんのおかげで私達は奇跡を授かったんだよ。おばあちゃんが居たからこそ家族になれた(ミラベル)
アルマおばあちゃんの言葉や火が消えかかると家にヒビが入る描写から、一見ろうそくの火のことかと思えます。
他に「奇跡を救う」という表現もあるのでそれだけではなさそうです。
物語の終盤、家が倒壊しすべてを失ったように思えたマドリガル家。
しかし、側には大切な家族が居て皆で力を合わせれば家を再建して何度でもやり直すことができると気付きます。
ミラベルをはじめ、家族こそが奇跡というメッセージも込められているのではないでしょうか。
ミラベルの「奇跡を授かった」って言葉もあるし、子どもは授かりものとも言うしね
ミラベルと魔法だらけの家 ミラベルの魔法はなんだったのか?
ミラベルの魔法は周りに寄り添える優しさだと考えます。
筆者は映画を観ていて劇中の魔法とはその人の個性や長所・特技のことではないかと感じました。
| キャラクター | ミラベルとの関係性 | 魔法 |
|---|---|---|
| フリエッタ | 母 | 料理で人を癒やす |
| イサベラ | 長姉 | 花を咲かせる |
| ルイーサ | 次姉 | パワー(力持ち) |
| ペパ | おば | 天気を操る |
| ドロレス | 従姉妹 | どんな小さな音も聴き逃がさない |
| カミロ | 従兄弟 | 思い浮かべた人物に変身できる |
| アントニオ | 従兄弟 | 動物とコミュニケーションがとれる |
| ブルーノ | おじ | 未来を見ることができる |
マドリガル家には明らかに魔法っぽい力を持つ人がいる一方で、魔法と言うほどではない人もいます。
そこに当てはめるとミラベルの周りに寄り添える優しさはミラベルの魔法(際立った長所)と言えるのではないでしょうか。
そのミラベルの長所が特に発揮されているシーンは以下の2つです。
- マドリガル家のタブー扱いされていたブルーノに先入観を持たずに接する
- 魔法を持たないことで自分を認めなかったアルマおばあちゃんの苦労を理解する
未来が見えることができるブルーノですが、その多くがマドリガル家の悪い未来を予知するものでした。
そのために家族から除け者にされ「ブルーノの話はしてはいけない」とタブー扱いされていました。
ミラベルはそんなブルーノにも先入観を持たずに接し、その魔法を使って家の危機を脱するための協力を求めます。
アルマおばあちゃんは夫であるペドロの死と引き換えのようにしてろうそくを授かりました。
ろうそくは消えない魔法となって3人の子どもたちに1つずつギフトが与えられ、孫たちにも引き継がれました。
いつの間にかアルマは魔法のギフトに固執し、授からなかったミラベルにつらく当たってしまっていたのです。
ミラベルも一度は「奇跡が消えかけているのはおばあちゃんのせいだよ」と罵ります。
再び家を失ったアルマはその後反省し、ミラベルに謝罪。
ミラベルは故郷を逃れて夫を亡くし1人で苦しんできたアルマの苦労を理解し、寄り添いました。
そして「おばあちゃんが居たからこそ家族になれた」と感謝を伝えます。
ミラベルと魔法だらけの家 手を拭いた時に魔法が消えた?
ミラベルは手を拭いた時に魔法が消えたわけではないと考えます。
その後の物語展開をふまえてもミラベルには他の家族のように目に見える魔法の力は無かったのでしょう。
そのように解釈された理由は儀式の際にミラベルが服で手を拭いてからドアノブに触れていたからでしょう。
今回儀式を行った従兄弟のアントニオは特に手を拭くことなくドアノブに触れており、魔法の力を授かりました。
ミラベルと魔法だらけの家 ミラベルの魔法に対する声
ミラベルの魔法に対する声を調査しました。
映画の日だったので。
— kino(キノ) (@kino14336293) December 1, 2021
結局ミラベルの魔法って何だったのか自分は分かりませんでした😓 pic.twitter.com/3Vdh0LEeVF
ミラベルの蝋燭にも服にも描かれてるのはちょうちょ。他の従兄弟や兄弟も服にも魔法のモチーフが。つまりミラベルの魔法はちょうちょ。バタフライエフェクト？物事を変える力がミラベルの魔法なんじゃないかなぁ pic.twitter.com/a37McnFUuR
— なな (@dluv0412) January 7, 2022
ミラベルの魔法4回目視聴終わり。見れば見るほど味が出るスルメ映画や。イサベラのマリアーノに興味なさそうなそぶりはそういうことだよね。最後のマリアーノは歌声を披露できてよかったやん。ちなみに考察されてるミラベルの魔法は再生だと思う。壊れたものを（繋がりや関係だとか魔法を）直す魔法 pic.twitter.com/XJS9VbVjC9
— 猿 (@sarumonkey_) December 20, 2022
今日一緒にミラベルを見た娘が、私だって魔法が欲しいの！と歌うミラベルに「魔法、何かわかった！優しいのがミラベルの魔法！」と言った。
— ネコ厶スビ伯爵 (@project_12koku) February 3, 2022
それを聞いて何故か泣いてしまった。
そうだね、優しさは魔法だね。
ミラベルと同じ魔法が使えますように。
作中でカシータと会話してるのはミラベルとアルマおばあちゃんだけでミラベルの魔法は家族というか家全体の魔法的なことを誰かがティックトックで言っててウォアア〜〜〜(死)ってなった(全体的な語彙力が最悪)
— すく🌷 (@ZUGBFDy5o304fzF) March 1, 2022
「ミラベルの魔法わからなかった」
「ろうそくや服に描かれている蝶に関係しているんじゃないか」
「壊れたものを再生する魔法かな」
「家族に関係する魔法？」
と様々な意見がありました。
筆者個人的には、壊れたものを再生する魔法説に「なるほど！」と思わされました。
まとめ
ミラベルと魔法だらけの家について、
- ミラベルが魔法をもらえなかったのは他の重要な役割があったから
- ミラベルと奇跡の関係はイコール
と考えました。
観た人の中でも様々な解釈があり、とても深い内容だと感じました。
家族の尊さにも気付かされるあたたかい物語だとも思います^^
ミラベルが気になった方は、2023年11月17日の金曜ロードショーやディズニープラスでご覧になってはいかがでしょうか。
