「沈黙の艦隊」に、パクリじゃないか?と疑惑の声が上がっているのはご存じでしょうか。
沈黙の艦隊は、週刊誌「モーニング」にて1988年〜1996年まで連載しており、2023年1月時点で紙と電子の各媒体を合わせて、累計発行部数が3,200万部を超える大人気漫画です!
2023年9月29日に映画化もされましたが、「他の映画と似てる部分がある」と噂されているようです…
話の内容的に、どうしても似てしまう部分があるんじゃないかな…
パクリやオマージュって、線引きが難しいよね
この記事では、沈黙の艦隊に噂されるパクリや原作の元ネタ、似ている他映画作品について、触れていきます。
目次
沈黙の艦隊がパクリと言われる理由は?
パクリと言われる要因は、アメリカ原子力潜水艦「シーウルフ」と「やまと」が繰り広げる戦闘ストーリーです。
このストーリーはちばてつや氏の「紫電改のタカ」に登場する「タイガー・モスキトン」というアメリカ軍のムスタング機と繰り広げる戦闘の流れが全く一緒だという理由からパクリと言われていますね!
もう少し具体的に言うと、戦闘の状況や機体の立ち回り、敵側が撃墜されるなど細かい描写も多く使われています。
作者さんはこのことに気づいていたそうだよ
わたしは色んな作品で似たようなコマ割りや描写、セリフなどを見てきましたが、どこからどこまでをパクリとするのか、美容ですよね。
漫画に限らず、今まで世に出てきたビジネスモデルやサービスなどはあるベースを元にして、アレンジを加えて新たな物を生み出していますよね。
パクリはもちろんやってはいけないことですが、線引きが非常に難しいと思います><
非常にセンシティブな問題だよね・・・。
果たして作者の心中はどうなんだろう・・・。
沈黙の艦隊の元ネタは?
本作の元ネタは、冷戦の出来事から核保有や日本の安全保障、国際政治などの問題を漫画に落とし込んでいます。
冷戦が終結する1年前の1988年から連載していたため、それに基づいて設定も加えており、当時の国会でも話題に挙がるほどの社会現象を引き起こしていたんです!
当時は兵器やミサイル技術、潜水艦などの軍事技術が飛躍的に進展した時期です。
しかし日本はアメリカの軍事力に依存しており、自主防衛機能に関する議論も交わされていました。
原作はそうした日本の矛盾した立場を背景に、もし日本が独自の軍事力、特に核武装を持ったらどうなるかという仮説を漫画化にしたということですね!
自分が生まれる前の出来事だから全然知らなかったよ〜
これを機に原作を読んでみるのもいいかもね!
沈黙の艦隊に似てる映画は?
沈黙の艦隊と似ている映画は主に以下の3つです!
- レッド・オクトーバーを追え!
- クリムゾン・タイド
- U-571
レッド・オクトーバーは、トム・クランシー氏が執筆した同名小説を原作にし、1990年に製作したミリタリーアクション映画です!
沈黙の艦隊と類似している点は冷戦を背景にしたところですね。
最新鋭の潜水艦とその技術、乗組員の意志、そして国際的な緊張が重要な要素となっています。
両作品ともに、潜水艦を中心にした戦略的な駆け引きや、冷戦時代の国際政治を題材にしているところは、まさに似ていると言えるでしょう!
クリムゾン・タイドは、1995年にトニー・スコット監督が製作した核ミサイルを題材にした映画です!
沈黙の艦隊と似ている点は、核兵器と潜水艦、国際情勢です。
潜水艦内部での指揮系統の対立、核兵器の使用に関する倫理的な問題、そして緊迫した国際情勢の中での決断が描かれている点です。
両作品ともに、潜水艦という閉じた空間での人間ドラマと、外部の政治的な緊張が絡み合う構造は重なる部分が大きいでしょう!
U-571は、ジョナサン・モストウが監督を務めた映画作品で、2000年に公開されています。内容は第二次世界大戦中の潜水艦を題材にしています!
どの点が似ているか、それは潜水艦を中心にした戦略的な駆け引き、国際政治の緊張、乗組員の心理ドラマなどです!
それぞれが異なる時代や状況を背景にしているものの、潜水艦という密閉された空間での人間関係や、高度な技術を駆使した戦いが描かれる点など、多くの共通点を持っているといえます!
調べてみると、類似する点が重なる作品がそれなりの数があるところでしょう。同じ時代背景でも、切り口が異なるような製作内容になっているので、多角的な視点で映画を楽しむこともできると思います!
意外と似ている作品ってこんなにあるんだね!
どれも昔の作品で新鮮な感じで観ることができそう!
沈黙の艦隊に対する声
沈黙の艦隊に関して、主に以下のようなことがつぶやかれていますね。
「以前から盗用がある作品だからね〜」
「一部だけど、パクリしてた事実があるって」
「話の内容だけじゃなくて、写真もパクってたのか〜」
10年以上前から、パクリに対してさまざまな声が挙がっていますね。また映画が放映された2023年でもパクリに触れた内容をツイートしていることが分かります。
肯定的な意見や否定的な意見、パクリに関する話題が出るのは、それだけ有名である証だと思いますよね!パクリはダメだけど・・・(笑)
ちなみに作者のかわぐちかいじ氏自身は映画の実写に対して、「実写化できないことに自信があった」と仰られていました。
が、ご覧になった人の多くは、原作の壮大な物語とスケール感をしっかり映像化できた素晴らしい仕上がりだと話していました。
主演の大沢たかおさんが原作者の元に直接尋ねて、映画化に対する熱意を伝えたり、防衛省や自衛隊に協力要請をしたりしたんだって!
大沢たかおさんの熱意がすごいね…!
まとめ
今回の記事をまとめると以下のようになります。
- ちばてつや氏の「紫電改のタカ」に登場する戦闘シーンの流れがほぼ同じ
- 冷戦が起きた時代の国際政治や日本の安全保障、核兵器の保有が元ネタになっている
- 似ている映画は「レッド・オクトーバーを追え!」「クリムゾン・タイド」「U-571」などが挙げられる
映画の完成度、話題性ともに多くのユーザーから支持や賞賛を浴びる一方、パクリに触れる内容もちらほら散見されています。
また似ている映画が多少なりとも触れられており、それだけ沈黙の艦隊が与えた影響力は計り知れないものがあると思いますね!
まだ原作を見ていない人は、機会があればぜひ手に取って読んでみてみてくださいね^^
漫画と映画で見方が変わって、新鮮な気持ちを味わってみることができると思います。
私は原作を読んだことがないので、一度読んでみたいと思います。
また題材になっている冷戦時代のことも含めて、歴史を振り返ってみます。大人になって歴史を振り返ると、すんなりと頭に入って理解しやすいです。
学生の頃は歴史が苦手だったので・・・(笑)
最後まで本記事をご覧いただきありがとうございました!