人と地域を結んでいる公共交通機関。
現在は電車だけで無く、時速300キロに及ぶ速さで走り続けている、新幹線の存在があります。
そして、九州地方では西九州新幹線という、新たな路線が始まりました。
しかし、西九州新幹線はまだまだ地域での問題点がありますので、どうなって行くのかが気になります。
どんな事があるんだろう・・・
今回は西九州新幹線がフル規格で開業する事や、佐賀県の問題についてご紹介します。
新幹線が好きな人や、部分開業について知りたい人には必見です。
目次
西九州新幹線 フル規格で全線開通はいつ?
フル規格での全線開通スケジュール
未定
(2023年4月時点)
残念ながら、西九州新幹線が全線フル規格で開通する目途はたっていません。
西日本九州新幹線は、2022年9月23日から武雄温泉駅で、在来線とフル規格車両にて開業されました。
この様な内容なので、既に開業はされているんです。
新しいレールが敷かれていました。
わたしは、まだ近年の開業だった事に、調べたら初耳だったので知る事が出来て良かったです。
これまでは博多から鹿児島までの九州新幹線でしたが、更に拡張して日本の未来が広がっていると、実感出来ます。
九州の良さがPRされるだけでも、魅力満載になりますね。
西九州新幹線は、令和初の開業となりました。
JRは新時代に新たな開拓をして、地方の人達に新たな利便性を設けてくれたので、大変嬉しい事です。
これからもどんどん進む事でしょう。
わたしは、これまで電車のみだった所が新幹線の開業に至った事で、これから先がより明るくなると期待出来ます。
新幹線は平均速度が高いので、目的地まで直ぐに到着出来ます。
旅行からビジネスまで気持ちからして、楽になるのは大きな利点です。
どんどん利用したくなるよねー
西九州新幹線の営業キロは、70kmとなっています。
これは、JR新幹線の中で最も短い設定です。
その分終点までの移動時間は短いですし、これまで行けなかった九州の地域に辿り着けますから、問題は無いでしょう。
わたしは、企画からして今回は行きたくても行けなかった場所に、やっと実現出来るという事がテーマだったと推測しました。
例え70kmでも、熊本県西側にあるの長崎県は理想で終わっていたし、それを叶えてくれたJRには、感謝の気持ちで一杯です。
距離関係無く、どんな所も行ける事が鉄道会社の使命でしょう。
西九州新幹線 部分開業に踏み切った理由は?
西九州新幹線が部分開業に踏み切った理由は、フリーゲージトレインによる全線開通未定状態になったからです。
西日本九州は事実上では在来線とフル規格と併用して、全線開業との情報があります。
しかし、詳しく調べてみたら、部分開通となっていたのです。
それについての理由をご紹介します。
これまでは、長崎駅方面には特急列車ゆりかもめが運行していました。
1973年の旧国鉄時代から、新幹線の開業は構想されていました。
その為に廃止して、西九州新幹線としてリニューアルし、開業しました。
新幹線にはKAMOMEとローマ字で書かれていますので、ゆりかもめの後継車両という意味合いが分かるでしょう。
わたしは、完全な開業が出来ていなかった事に、驚きがありました。
しかし、色々課題があっても長崎県を中心とした県民の為に、努力しているJR側には評価するべきです。
特急列車でも移動自体に問題はありませんが、乗り心地といった快適性については、断然新幹線が有利です。
新幹線は上位クラスだから、良いよねー
西九州新幹線 繋がらない理由は?佐賀が反対?
令和になって新しく開業した、西九州新幹線ですが、まだ繋がっていない県があります。
それが佐賀県です。
何故佐賀県は繋がらないのか、反対意見があるのかをご紹介して行きます。
鉄道路線を建設するには、全国新幹線鉄道整備法が適用されます。
つまり国が全額費用負担するってことね
西九州新幹線は、この法律を遵守して建設されて来ました。
しかしながら費用の分配があり、建設費の3分の2を国が、3分の1を地元の県が負担する事になっています。
西九州新幹線の開業時に、佐賀県の武雄温泉から新鳥栖区間は国が在来線と新幹線を利用する事を約束してくれていました。
佐賀県側はとても国に対して期待感を、持っていた事でしょう。
しかし、政府と県がある程度負担しなければいけないので、そこに問題があるのでしょう。
更に、当初は長崎駅を新幹線の駅として、国が約束してくれていた内容でした。
これは、色々と課題が出て来てしまうでしょう。
なので、全線フル規格で繋がらないのは、佐賀のわがままというわけではなさそうです。
わたしは当初、全ては鉄道会社が負担するものだと考えていました。
しかし実際は地域にも負担が掛かる程の事だったので、これは計画が難航する可能性は否定出来ないです。
そして、政府の意見は長い年月の末、変わってしまうものなんですね。
理想が現実になるのは難しいですが、佐賀県のレールが素晴らしい事であって欲しいと願っています。
在来線とフル規格の新幹線の両立を図ると、線路の幅は狭くなったり広がったりします。
西九州新幹線の車両は当初、線路の状況に合わせて車輪幅を可変出来る、フリーゲージトレインを活かそうとしました。
しかし、走行テスト中に亀裂が入り、開発が上手く行かずに中断してしまいます。
それが、全線開業に至る事に立ち塞がってしまったのでしょう。
実現出来れば、より効率良く出来たので残念です。
わたしは、様々な技術を投入しようとした、JRの挑戦心は素晴らしいです。
ただ、現実は甘く無いですから、今回は仕方が無かったでしょう。
それでも、開業に踏み切る勇気は称賛されるべきです。
悔しいけれど、開業出来た事に脱帽だよー
西九州新幹線 建設発表から開業までの経緯は?
まだ新しい西九州新幹線ですが、建設発表から開業までの経緯が気になって来ます。
どういった時期から始まり、今日の開業に至ったのでしょうか。
それについて、調べましたのでご紹介します。
チェックして行こう
以下がまとめとなります。
1973年 | 構想スタート |
1991年 | 開発スタート |
2012年 | フリーゲージトレインの開発が進められたが、車両の耐久性問題で断念する |
2022年 | 開業 |
現在 | 佐賀県に限り、フル規格に関した議論が継続している状況で、現在に至る |
西九州新幹線は半世紀程前に構想されて、平成初期に開発が始まりました。
当時は他の路線も開発中でしたが、1970年代に起きたオイルショックで難航していました。
そんな時、当時の長崎県知事が200キロ以上の速度で移動出来る「スーパー特急」を長崎県に1本の直線路線を構築する案を提示しました。
博多・長崎間はスーパー特急で整備される予定になりましたが、JRが並行する長崎本線の一部駅が経営分離の宣言に、長崎県側が激しく反対。
2012年にフリーゲージトレインの開発が進められましたが、車両の耐久性問題で断念することになります。
ようやく開通しましたが問題は色々とあり、現在も解消されていないのが大変な所です。
わたしは、ここまでしっかり計画がされていたので、夢が実現出来ただけでも感動します。
ただ、政府と都道府県側の課題はまだまだありますから、徐々に解消される事を願っています。
西九州新幹線 全線開通だと所要時間はどのくらい短縮される?
西九州新幹線が全線開通した場合、特急のかもめだけだった時代から
博多-長崎間の時間は1時間19分も短縮されます!
移動方法 | 所用時間 |
---|---|
かもめ(特急)のみ | 約2時間10分 |
一部新幹線(現在) | 約1時間半 |
全線開通 | 51分 |
半分以下になるの!?
すぐに博多や福岡に行けるようになるね!
まとめ
今回は西九州新幹線の全線開業を中心にご紹介しました。
以下がまとめとなります。
- 令和初の新幹線
- 部分開業に踏み切ったのは、1973年の旧国鉄時代からの構想と関係がある
- 半世紀前から計画段階に入って来ていた
- 国と佐賀県が負担し合わないといけない為、開業後も議論は続いている
- 従来より片道30分の移動時間が短縮された
まだまだ課題は多いですが、西九州新幹線の存在感は年々増して行く事でしょう。
九州地方へ旅行や里帰りに行きたいなら、利用したいですね。
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